【S17最終374位/R1965】天然狂時代

こんにちは。よると申します。

S17お疲れ様でした。

今期は自己最高順位を更新し、目標であった3桁前半順位を取ることができたので、使用した構築をこのように記事の形で紹介することにしました。

レギュFはもう終わってしまいましたので今回はさらっと書きました。その代わりと言ってはなんですが、ブログ末に(サイクル)構築の組み方について少し考察を書いてみたので、よかったらそちらも併せてどうぞ。

 

 

 

【目次】

 

【構築経緯】

①サイクル構築の天敵である”積み”に対して安定したルートで対応したいと思い、特性天然であり、前期も使用して使用感の良かったヘイラッシャを採用。

②前期に結果を残したサイクル構築のほとんどにおいて採用されていたランドロスを、個人的に使いやすかったスカーフ型で採用。タイプ相性補完も良いこの2体からスタート。

③ラッシャで不利対面でランドに引けないポケモンである、特殊ポケモンや水オーガポンに対して、HDに振ったサーフゴーの後出しが安定することに気づき採用した。以上3体を軸とする。

④ラッシャが出しづらいサーフゴー、イダイトウ(ラッシャからの打点がないため、身代わりに対して詰む)や軸の3体で重いイーユイに強いトドロクツキを採用。パーティに瞬間火力が無いのでそこを補うために持ち物は鉢巻

⑤ランドライコサイクルやランドカイナサイクルが重めだったこと、カミやガチグマが重めだったこと、ラッシャが出せない時の対物理のクッション役を軽く担える役が欲しかったことを考慮して、テラス込みでライコやカイナ、カミに強く出れて瞑想やミストボールでガチグマに強く、環境の物理アタッカーの内、ラオスや炎/水オーガポンにタイプ上有利なラティアスを採用。

⑥ここまででカミが通りすぎていたことを踏まえ、トドロクツキやラティアスとタイプ相性補完も良く、クッション役として対面操作技も備えているハッサムチョッキを持たせて採用しパーティが完成した。

 

【コンセプト】

・噛み合い要素を減らし、幅広い相手に勝つ可能性を持たせたサイクル構築にする。

・なるべく全対応を心がけ、勝率を安定させる。

 

【個体解説】

ヘイラッシャ@食べ残し

雪雪崩、ボディプレス、欠伸、守る

腕白・フェアリーテラス

257(252)-120-176(196+)-x-93(60)-55

調整意図:H: 最大

     B: 残り

     D: 臆病眼鏡カミのテラスムンフォ確定耐え

欠伸での対面操作能力が非常に優秀。欠伸が効かないサーフゴーにも引き先(ハッサムやトドロクツキ)を用意していれば、有限回は見てからでも間に合う

身代わり持ちに最低限抗えるように2ウェポン採用。持久力ブリジュラスに勝てるようになるボディプレは欠かせない。あと一つはカイリューへの打点となる雪雪崩を選択した。

今期は身代わり持ちが体感増えて前期ほど通りが良くなかったがなんとかなった(語彙力),

大昔に振った調整をそのまま使ったが、特殊技を受ける場面もしばしばあるためD方面も多少は振り得だと思う。

 

ランドロスこだわりスカーフ

地震、テラバースト、ストーンエッジ、蜻蛉返り

陽気・飛行テラス

167(20)-197(252)-111(4)-x-101(4)-154(228+)

調整意図:H: 残り

     A: 最大

     B,D: 端数

     S: 準速スカーフ100族+3 

スカーフ×蜻蛉返りの様子見能力は言わずもがな。構築コンセプトの一つである全対応を実現するための重要な要素の一つである。

HP満タンからなら炎ポンに対して後出しがきき、上から圧力をかけられるところが非常に優秀。実際にこの動きで有利展開に持ち込んだ対戦は数えきれない。

一方で初手のパオジアンとの対面での行動が安定しなかった。相手が礫を持っているなら素引き、持っていないなら零度が嫌なので襷剥がしの蜻蛉が正解であり、択にならざるを得なかった。

性格陽気の理由はスカーフイーユイを抜けていると立ち回りが幾分楽になるため、スカーフサーフゴーを確実に抜くため。

 

サーフゴー@オボンの実

ゴールドラッシュ、シャドーボール、悪巧み、自己再生

控えめ・水テラス

191(228)-x-116(4)-169(4+)-143(252)-107(20)

調整意図:

  H: 16n-1

  B,C: 端数

  D: 最大

  S: 4振りブリジュラス抜き

イーユイ・サーフゴー以外の特殊ポケモンに対して後出しから展開を作っていくことを想定してつくった型。

元々隠密マントで使っていたが後にラティアスが構築に入ってきた関係上、ラティにマントを渡しオボンの実を持たせた。オボンの実を持たせることで特に後出しからの行動が安定する。

アンコールが蔓延る環境において型破り以外にアンコールされないので、気兼ねなく巧みや再生を押せるのが偉すぎる。

構築上アシレーヌを選出されることが多く、アシレーヌに後出しから対面勝てるので重宝した。また、ラッシャが苦手なキラフロル展開にも強いところが良い。

テラスタイプは炎弱点を半減にできて耐性も優秀な水。

 

トドロクツキ@こだわり鉢巻

逆鱗、はたき落とす、アイアンヘッド、蜻蛉返り

陽気・毒テラス

181(4)-191(252)-91-x-121-188(252+)

テンプレの鉢巻トドロクツキ。

イーユイ、イダイトウに強い枠&瞬間火力枠。

サブウェポンはテラスに依存しない、フェアリーへの打点となるアイヘを採用。

テラスタイプは弱点のフェアリー、格闘を半減し、カミやスカーフウーラなどに対して行動保証を作れる毒。

 

ラティアス@隠密マント

ミストボール、10万ボルト、瞑想、自己再生

臆病・電気テラス

187(252)-x-120(76)-130-150-168(180+)

調整意図:H: 最大

     B: 残り

     S: 最速100族抜き

高耐久で対応範囲が広く、選出して腐りづらかった。

マントは(勿論)キョジオーン意識だが、イーユイの悪波で怯むことがなくなり、テラスを切ればスカーフイーユイが瞑想再生で受かるようにもなる。

パーティで水タイプへの打点がなかったので10万を採用し、テラスタイプはそれに合わせて電気。

構築経緯の方に役割対象を詳しく書いているのでそちらも併せてご覧ください。

 

 

ハッサム@突撃チョッキ

バレットパンチ、蜻蛉返り、はたき落とす、インファイト

意地っ張り・炎テラス

175(236)-187(156+)-120-x-115(116)-85

調整意図:H: 16n-1

     A: 11n

     D: 臆病眼鏡カミのシャドボ確定2耐え

(※S15のKANANさんの記事を参考 

【SV S15 867位】眼鏡ラティアス軸スタン【R1959】 : ラティ×サナの対戦日記)

構築の中でガチグマに最も強いポケモン。また勿論バレパンによるカミへの縛り性能も優秀。いわゆる新BIG6のガチカイ炎ポンパオカミウーラには、ランドラッシャと併せて必ず選出した。

ランドの威嚇との相性もよく構築に最後に入ってきた枠ではあるが選出率は軸の3体の次に高かった。

サブウェポンはガチグマに打つインファと、有利対面を作った時に相手の裏に刺さるはたきを採用。

テラスタイプは炎ポンと対面してどうしようもなくなった時の保険となれる炎。

 

 

【重い相手】

  • グライオン・・うまくトドロクツキを対面させて削らないとTODで勝てない。
  • 零度パオジアン・・構築で拒否できず、基本的にパオはラッシャで見ているため重い。
  • キュウコントドロクツキ展開・・ラッシャを見て出てくるツキは身代わり持ちが多く、先に壁を張られるとラッシャが身代わりを壊せなくなるため、こちらとしては初手にハッサムかツキを投げてキュウコンに圧をかけて、壁を張られる前に相手のツキを場に出させないとキツくなる。

 

 

【(サイクル)構築の組み方について】

(※主に最終3桁を目指している方向けです)

話は変わりまして、少し一般的な話になります。

毎シーズン結果を残した方が構築を紹介されてますが、みなさん多種多様な構築で記事をずっと読んでいると何が正解かわからなくなってきますよね。

でもそういう正解がたくさんある場合って、やってはダメなことは共通していてそれを避けるだけでレベルアップできると思うんですよね。

今回は自分がある程度結果を残した時の構築とそうでなかった時の構築を比較して得られた、避けるべきポイントを紹介していきます。

①軸の動きを具体的に考えていない

この視点自体はこちらの記事

ポケモン初心者から最終3桁に辿り着くまでに必要な考え方【ポケモン剣盾シングルレート攻略】 - おたけのおへや

を参考にしたものです。実際に自分と照らし合わせてみても確かに当てはまりなした。例えば自分の過去の構築にカイリューのゴーストテラスを切らせる性能に着目し、それと悪ラオスを組み合わせた構築(レギュD)があるんですか、確かにその構築ではカイリューで誰にどのような展開でゴーストテラスを切らせるのかの考察がされておらず、またゴーストテラスを切らせられなかった時のリカバリーなども考えてませんでした。そのシーズンの結果はお察しの通りです。構築段階で軸の動きを具体化することで、再現性のある勝ちをつくっていけて安定して勝利を積み重ねることができると思ってます。

 

②選出パターンを考えていない

環境によくいる構築に対してどのように選出するか構築段階で考えておくべきです。特にサイクル構築では不利対面は交換することが基本なので、各ポケモンの不利対面となる相手に対して引き先を選出の中に作っておかなければなりません(テラスでも可)。そのようにしてクッション役を決めたり、タイプ相性補完が取れたポケモンを入れたりすることで構築がうまくまとまるはずです。

 

③特定のポケモンに滅法強い対策枠を入れただけで対策した気になっている

特定のポケモンに滅法強いことは良いことですが、そういうポケモンとの対面を作った時は、相手に交換されてしまうことがほとんどです。その時に引かれた場合はどうしますか?相手の裏にも一貫する行動があるのか、それとも引かれて不利対面になった時にこちらの裏に引ける交換先のポケモンを用意しておくか、構築の中にそういった回答を用意しないと対策したとは言い切れません。

 

もちろんここに書いてあることだけで全て網羅できているわけではないと思いますが、せっかく考えたことなので皆さんにも共有したいと思い紹介させていただきました。みなさんの参考になれば幸いです。

 

 

【最後に】

ここまで読んでいただきありがとうございました。

個人的には3月に約半年ぶりにポケモンに復帰し、4月は復帰して初めて1ヶ月まるまるランクマに取り組めたシーズンでした。

正直構築自体は完全には満足いってないですが、自己最高順位を取れたので、どこか今までより良いところがあったのか、それともプレイングが上達したのかわからないのですが、結果には満足しています。

今月からは伝説環境ですね。自分は剣盾未プレイなので初めての伝説環境になります。参戦する方は、お互い頑張りましょう。

では、また次の機会に。